2012/11/14

被曝は健康に良い!



放射能・放射線について詳しい人々の意見を散見すれば、放射線の被曝は健康に「良い」とのこと。
そうであるのなら、みんなで被曝しに行きましょう。
被曝を勧め、率先してこそ、社会的な絶対善のはず。
さぁ、福島原発に、東北に、放射線を浴びに出かけましょう。
きれいな水や健康食品を入手することと、まったく同じ理屈。
被曝の機会増大を、政府や企業に要求しましょう。
被曝委員会、被曝予算、被曝国債、被曝環境整備、被曝インフラ。
メーカには、被曝発電機や被曝自動車を、どんどん造ってもらいましょう。
当たり前でしょう!なにを躊躇しているのですか? 

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なるほど、水だって1トンも飲んだら死にますよ、だからといって水が危険ですか?
もちろんそんなことはありません。
同じ理屈で、そりゃあ放射線だって量の限度はあるでしょう、が、基本的には被曝は健康に良いのでしょう?
被曝量が多くても少なくても、人体には全く影響が無い、要するに関係がない ─ というのなら、まあ躊躇する理由も分かりますよ。
余計なコストかけて被爆しなくてもいいじゃないか、となりますからねぇ。

しかし。
①被曝が健康に良いのか
②人体にはまったく無関係なのか
③まさか健康に悪いのか
この3つの条件を、ちゃんと定量的な要件に基づいて切りわけていますか?
もう事故から1年半以上もゆうに経過しているのですよ。
実証データがまとまるまでに15年だか、30年だか、いや100年だか、まあかなりの期間がかかってしまうので、それまでは①も②も③もはっきり断言出来ないと。
─ だから、慎重を期して今のところは黙っているのですか?  
だったら、どうして被曝が健康に良いなどとぬか喜びさせるようなこと言うのですか?

自称・理科系の先生方、なにやってんですか?
まさか ─ 自分たちには①②③の判断基準が無いから、アメリカやドイツのちゃんとした科学者の皆さまの見解に従うだけだ、とか?
そのつもりなら、そうだってハッキリ言いなさいよ。
まだ可愛気げがあるし、国民も曖昧な意見に困惑させられずに済みます。

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ともあれ。
被曝は健康に良い、という積極的な意見が存在することは間違いありません。
それが正しい以上は、 高校生や中学生の修学旅行は、被曝ツアー、これしかないでしょう。
ああ、そうだ、いつも多大なお世話になっている米軍の皆さまにも、是非とも被曝して頂きましょう。
Yes, you can !

そういえば、以前からずっと疑問なのですが、昨年の福島原発の事故について学生たちに聞くとことでは、学校の社会科の授業でほとんど触れていないそうですねぇ。
それどころか、東京電力の名前が授業ではまったく挙がらないようです。
かつての公害病の事例については、三井金属とかチッソという名前を公然と挙げて教室で説いているのに、どういうわけでしょうね。
だってね、今回の福島原発事故は、みなが被曝する大きなチャンスをもたらしてくれたわけで、だから事故などというのも失礼だし、東京電力は実に素晴らしい実績を上げてくれたことになるのですよ。
ならば学校の授業では、率先して東京電力の栄誉を讃えるのが当たり前でしょう。 
自称・教師の皆さんは、何をやってんですか?

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 一方で。
被曝が健康に良い以上は、「被曝を危険だ」 などと不安を煽る人は経済の自由どころか公共の福祉にすら反していることになります。
そういう個人も法人も官公庁も大学も議員も政党も、みんな日本国憲法に違反していますので、どんどん告訴しましょう。
もちろん、こういう見解に同調して遠隔地に避難している人たちも同罪であることは言うまでもありません。


以上


謝辞

ここに提示の記事は、いずれも私自身の判断責任のもと編集・投稿したものです。

大半の投稿は学生など若年層向けを意図してやや平易な表現にて、一方では通俗性を極力回避しつつ、論旨の明示性を意図して書き綴りました。

あわせてまた、社会人の皆様にお読み頂くことも想定しつつ、汎用性高い観念知識を相応に動員しながら記した積もりです。

私なりの思考着想によるささやかな閃きが、皆様の諸活動にて何らかの光源たり得れば、望外の喜びであります。

山本