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2015/10/17

自称・経済通を黙らせる方法

これも、以前にどこかで書いてきたこと。

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① 日経平均株価をペラペラと語り、自身の株式投資や経済分析を自慢し続ける人たちがいる。

では、そのような自称・経済通の人が、いわゆる大企業の株式をどれだけ購入してきたのか。
訊けば、一社あたりでせいぜい数百万円とのこと。
なーんだ。
たかが数百万円の株式投資など、その大企業の資産額からすれば、ちょっとしたエレベータの金属養生板かトイレの便器程度にすぎぬ。
情けないですね、朝から晩まで大企業の日経平均株価やポートフォリオを分析し、眉間にしわ寄せて株式を購入、そのカネが大企業の工場や事務所の便器になって、その便器相応の配当をグチャッと回してもらい…
こんなこと繰り返して人生終わっちゃった自称・経済通について、あわれと嘆くべきか、はたまた、笑うべきか。

さて。

経済先進国における大企業とともに、ホンモノの産業と市場経済を動かしたいのなら、需給のバランスやフィードバックから考えて、以下の5つしかないのでは;

(1) とりあえず数百「億」円くらいは随意で動かせる、ホンモノの大株主や機関投資家になる

(2) 大企業に対し、おのれの研究開発技術を売り込む
(3) 大企業とわたりあう行政担当者、ないしは議員になる
(4) 大企業とわたりあう監査人か法曹人か学術関係者になる
(5) 大企業の供する財貨を冷徹に評価する雄弁な消費者になる

問題は、「これらどれにも該当しないチビ株主」の存在じゃないかしら。

そんな連中がいくら経済通を自称しようと、大企業の粉飾決算も株式市場への冒涜も抑止出来ず、ビルマンションの工事偽装も発電所の事故も見抜けない。
日経平均株価とポートフォリオを分析して、大企業の経営を小声でコチョコチョと一丁前に批評して、それを時折発信したり。
いったい何やってんだ?
無力かつ無責任とは、このこと。
むしろ、黙って大企業の言いなりになってりゃいいんだ。

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② 株式制度は、民主的な経済運営の手段である
─ といった幻想(というか屁理屈)を信じている人も多い。
もちろんこれは言い古されたアイロニーであり、大企業がたかだが数百万円のチビ株主の不平不満にいちいち耳を傾けるわけがない。

いやいや、たかが数百万円のチビ株主でも、結束すれば大企業を動かせるじゃないか、というかもしれん。
しかし、そもそもチビ株主が結束するだろうか?
むしろ、結束して行動する度量も知性もないから、一人ひとりがチビ株主に留まっているのではないか。
小金に余裕のあるチビ株主、とりわけ高齢者の憤懣が高まる一方の世の中だが、その憤懣の源泉のひとつがここにあるのではないかと察している。

そして。
何となくではあるが、左派政党などは意図的にそういう憤懣連中から票を拾い集めているんじゃないか、その一方でたとえば中国株を買わせたり…などとぼやっと思い当たることもある。
(じっさい、そんなふうな現場を目撃したこともある。)
よって、無力で無責任な雑音ばかりやかましいチビ株主を攻撃するにさいしては、経済哲学はもとより政治理念に則ってイジめてやることも出来よう。


以上 (なんだかイジワルな内容になってしまった笑)


謝辞

ここに提示の記事は、いずれも私自身の判断責任のもと編集・投稿したものです。

大半の投稿は学生など若年層向けを意図してやや平易な表現にて、通俗性は極力回避しつつ、論旨の明示性を重視しつつ書き綴りました。あわせてまた、社会人の皆様にお読み頂くことも想定しつつ、汎用性高い観念知識を相応に動員しながら記した積もりです。

私なりの思考着想によるささやかな閃きが、皆様の諸活動にて何らかの光源たり得れば、望外の喜びであります。

山本