2015/12/02

ビジネスチャンス

公けのメディアやSNSでテロについて仔細を語ってはならない。
誰が見ているか分からないからね。
常識だ。
だから一般論だけ、ちょいと。

戦争もテロもビジネスではある、つまり、何らかの交換と損得だ。
では、戦争とテロの違いはなんだろう?
もちろん物理的には区分などしようがないが、経済論でみれば区分は出来る。
むしろ、なんらかの経済論でみるからこそ、戦争とテロが別個に定義されているに違いない。

まず、戦争は国家・地域の経済そのものをブチこむ大規模かつ継続な事業だから、物資もカネも大量に要る。
だがテロの場合は、(たとえば)最小限の初期武力として、突撃ライフルと重機関銃と爆弾と毒ガスと細菌と放射性物質と、それから高度なハッキングの能力があればよし。
それらを駆使して武装蜂起し、重大な設備を恣に占拠し、ひいては核戦争まで導くことも出来る、かもしれぬ。
では、そういう小規模な武器・兵器は、テロ集団が物々交換で入手するものか?
たとえば、ある特定のレアメタルやレアアース、あるいは純度の高い水を元手に…
いや、何を元手におこうとも、そして画像にステガノグラフィを仕込むような技術があったとしても、結局は彼らの武器はカネ経由で売り、そして買われたものだろう。

ともあれ、テロ集団にカネを貸し付けている=投資しているやつらがいるはず。
仔細は分からないがこれはビジネスチャンスです ─ などとアホ面さげてほくそえんでいるかもしれん。
そいつらの口車にのって、もっとアホ面さげてホイホイとカネをつぎ込んでいる連中だっているだろう。
もともと、カネは特定の仕様もないし、名義の融通は利くし、どこがホームか分かったもんじゃないし、それに金融の当事者自身もカネの全貌を把握することは出来ないか。
それでも、テロ集団が武器調達するのに、いったい幾らくらいのカネが動くのか ─ これはテロ集団の人数からみて、もちろんとっくのとうに分かっているだろう。


…といったところまでは、とりあえず想像がつく。
しかし、それじゃあどんなルートでテロ集団のもとへカネが流れていくのか、これは分かったとしてもまず一般社会へは公開されまい。
常識だ。
ゆえに、我々はテロ集団がらみのビジネスの全貌は、きっと把握出来ない。
ただし、あくまでたとえばだが、資源や科学技術や設備機器の売買にて、数十億ドル規模でカネが投下されている動くビジネスは信用していい。
だが、テロ集団がちょっとした武器購入を可能にするような、小口のカネが動き、しかも商人主体の名義がコロコロ変わるビジネスは、あやしい。
そこへもってきて、教育関連はじめ一部の業界には、「旅券偽造などそこら中でやってるよ」 などと常軌を逸した言を吹聴する幼稚なアホもいて、誰に何をほのめかすか分かったものではないので、重ねて要注意だ。
なお、ユーロとドルと円と人民元の外為変動や利率変動などをみれば、もうちょっと高い精度であやしいビジネスを峻別出来るかな。

とりあえずは。
小規模なマテリアルとカネが「ヘン」な動きをみせている、そういった市場には参画しないことだね。
不自然な事象を避けるためには、不自然なカネには近づかないこと。
(いや、テロではなく、国家間や地域間の戦争となった場合には、もう不自然なカネなどないわけで、だから堂々と近づいて堂々とカネを落としてやってもいい。
もちろん皮肉で言ってんだけどね、このくらいの皮肉が判らないと一流大学は合格しませんよ。)

以上

謝辞

ここに提示の記事は、いずれも私自身の判断責任のもと編集・投稿したものです。

大半の投稿は学生など若年層向けを意図してやや平易な表現にて、一方では通俗性を極力回避しつつ、論旨の明示性を意図して書き綴りました。

あわせてまた、社会人の皆様にお読み頂くことも想定しつつ、汎用性高い観念知識を相応に動員しながら記した積もりです。

私なりの思考着想によるささやかな閃きが、皆様の諸活動にて何らかの光源たり得れば、望外の喜びであります。

山本