2014/03/19
勉強する理由はたぶんこういうことなんだろう
以下は、ちょっとだけ理屈っぽい話。
数学の基礎を思い出してみよう。
或る正の整数 a と b があり、その両者の最大公約数を g として、最小公倍数を l とする。
ここで、結局は ab = gl となること、どこかで習っただろう、いーえそんなことは知りませんというなら、これから習うだろう。
ここでは数学の話をしたいわけではない。
しかしこれはちょっと世の中の論理に似ていなくもない。
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誰でもそうだと察するが─
若くて貪欲なうちは、a(自分)はどんどんでっかく育っていき、そして b(対象物) もぐんぐん発展していく。
だから、未だどこにも存在しない大きな関係(公倍数)が新規構築されるんだ…と考える。
ここで、手っ取り早く最短で実現する関係があれば、それがa(自分)とb(対象物)の間のg(最小公倍数)といえる。
さて。
おのれが一定の範疇で何らかのベテランになると、今度は a(自己) と b(対象物) の間の「公約数」ばかり求めるようになる。
しかも、ハッキリ言って老け込んでくればくるほど、自分に近い存在つまり l(最大公約数) を求める。
「とりあえず」若者を待っている世界は、往々にして、互いの公約数ばかりを求める(求められる)人たちのコミュニティ。
そして若者は「とりあえず」最小公倍数の実現をはかる。
だから「とりあえず」、世の中は ab=gl でおさまる。
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しかし、だ。
a(自己) と b(対象物) の関係は、「勉強の機会数」次第では幾らでも重層化することが出来、だから公倍数も公約数も大きく出来る。
それどころか、「連想力と想像力」次第では、a(自己)と対象物の関係も多角的に b,c,d,e,f,g… といくらでも増やすことが出来る。
これで若き日の g (最小公倍数) も、ベテランになってからの l (最大公約数) も、でっかく多重化かつ多角化させていくことが出来るのだ。
そういう人たちが増えれば、社会そのものの g(最小公倍数) も l(最大公約数) も、とてつもなくでっかく多重化かつ多角化するのだ。
と、なると、残された変数は「有限の機会数」と「無限に近い?想像力」である。
したがい「速さ」でもある。
だからこそ、若いうちから勉強しろって言うんだ。
(どこかおかしいか?ははははは。)
以上