なんだか気分が乗ってきたから、先の続き。
(1) ナスカの地上絵について。
これまた大胆な想像力を働かせて勝手なアイデアを綴ってみる ─ で、あの巨大な絵柄が何を意味するのかについて考える前に、まずあれがどうやって描かれたのか考えてみたい。
もしかしたら、かつてはあの巨大な平原は大きな山の斜面だったのではないか。
そして日本の 「大文字焼き」 みたいに時々燃やしたりしながら、みなが崇め奉っていたのかもしれぬ。
それが、永年の地殻変動により、現状のようにベタっと広大な平地になってしまったのでは?
あるいは、かつてはあの地上絵の周囲いたるところを、グランドキャニオンの小型版みたいな急峻な丘がぐるっと取り囲んでおり、そこから皆が見下しつつ、あーだこーだと図案を議論しつつ巨大な絵柄を描いていったのかも。
その周辺の丘が、やはり地殻変動で綺麗さっぱり無くなってしまったため、いまは平地の絵柄のみが残っている、というのはどうか?
まあ、何とでも言えるけどね。
で、あの図案は何を意味している(いた)か、もちろん知らん、わからん、星座の記録でもしていたのか。
あの図柄が太古の人類の知っていた星座だとすれば、おもしろいのだが。
なにしろ古代から現代までに、シリウスなどの恒星の色の記録も違っているわけで、意外に星の変化は大きい?
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(2) アラビア数字 (0~9) はかなり古くからヨーロッパでも知られていたが、なかなか公用としては広まらなかった。
それどころか、14世紀にはいったん禁止されるほどであった。
アラビア数字が忌避された理由は、従来のローマ数字 I, II, III .... XI, XII などは変造しにくいが、アラビア数字は1と7と9などいったん表記された数字を簡単に偽変造が出来るから、というもの。
数字の偽変造などを疑ったヨーロッパが不道徳だったのか、それともアラビア数字そのものが不道徳だというべきか。
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(3) 中国人民元は不思議な紙幣で、発行当局の人民銀行が流通を開始する前に、偽札が中国国内や海外に出回っている場合もある。
これでは、どれを本物とすべきか判断しにくいし、誰がどれを本物と主張しようとも疑念が残ってしまう。
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(4) カバラの数字というものがある。
カバラとは、もとは古代以来の一種の密教で、12世紀ごろからフランスやスペインでユダヤ人によって体系的に確立されたと言う説も根強いが、定かではない。
やがてこれがキリスト教世界に広まると、日常の数字に独特の「裏メッセージ」を与えつつ仲間内だけで分かち合うという暗号性、いわば魔術性へと畏怖を増幅させるようになった。
タロットカードやオカルト伝奇なども、カバラが用いた数字やその裏メッセージから発展したものとされる。
それどころか、カバラの数字は今でも独特の演算法則を有し、一見するとただの数字でもカバラの仲間内の演算によれば重要な陰謀メッセージとなっている
─ などという陰謀伝説を信じている人々が今も欧米などには居るそうで。
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(5) 大航海時代のスペイン人が、南米のどこかにエル・ドラドという黄金郷があると信じはじめた。
黄金で着飾った人々の伝説などなど、その未知へのロマンはどんどん増幅し、多くのヨーロッパ人がエル・ドラドの黄金を求め、南米の 「いたるところ」 を探しまわった。
彼らがあまりにも熱心に探検ルートを残したおかげで、19世紀になってドイツのフンボルトが 「そんな黄金郷はない」 と断言した時には南米大陸のほぼ全貌が明らかになっていた。
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(6) 19世紀末に英国で出版されたある小説は、タイタン号という架空の豪華客船のもの。
大西洋を航行する上流階級向けの客船で、氷河にぶつかって哀れ沈没してしまうというストーリー、そのさいに救命ボートが足りなかったという設定だった。
やがて20世紀にはいり、ほぼ同じ規模・仕様の豪華客船がタイタニック号と名づけられ、航行中に氷河にぶつかって沈没、しかも救命ボートが足りなかったという悲劇の現実は周知のとおり。
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(7) アメリカ第2代大統領のアダムスと第3代大統領のジェファソンは、偶然にも同じ1826年7月4日に亡くなった。
なお、第5代大統領モンローが亡くなったのは1831年の7月4日である。
(8)リンカーンが初めて大統領選に臨んだとき、不思議な夢をみて、鏡に自分が二重に映っているがひとつは色が薄かったという。
それは、大統領に再選されるが途中で辞めることなのでは、と妻が言った。
リンカーン大統領の息子が、ある駅で、停車中の車両の間に転落した。
それをブースという俳優が救出した。
それから1月と経つ間もなく、この俳優の弟がリンカーン大統領を射殺した。
以上