2023/04/10

新卒社会人の皆さんへ (2023)


恋愛について。
男というもの、おのれ自身が’本当はどれほどの人物であるか’、おのれ自身で査定することが出来ない。
女によってさまざまに賞賛され、その刺激によってこそ、ああ俺という男は偉大な俺さまであったのかと自尊心をくすぐられるのである。
そうなって初めて、その女を好きになる ─ かもしれないのである。
逆に、女がなーんにも発信しなければ、男が女を好きになるわーけが無いのだ。

つまり。
女こそが恋の励振機のごときであり、男はその恋の相対的な増幅器なのね。
ゆえに。
恋愛成就のためには、まず女の側から行動を起こさねばならないの。
その上で、男の出方をそっと観察するのよ。
もしも男が無反応なままだったら、ああ、この男はあたしとは波長が違いすぎるのねと見限って、とっとと別の素敵な男性を探せばいいの。
さぁ、頑張りなさい。


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くっだらない話はともかくとして、此度の新社会人の皆さんに伝えおきたことを、ちらっと記すことにする。

新人諸君。
或る飢餓線上の国に、ヘリコプターで「米ドル紙幣」をわんさかとバラ撒いたら、その国民誰もがスーパーリッチになれるのか?
中国人民元だったらどうか?
そもそも、リッチとはなにか、どういう状態か。

新人諸君。
君たちはカネ「で」食っていくのか?
それともカネ「を」食っていくのか?
いわゆる通貨流動性を追求するならば、後者の方が効率的だ。

え?なんだって?
キチガイみたいな命題をぶちあげるなって?
しかしだね、こういうキチガイすらもがワンサカと紛れ込んでいるエキサイティングな現代世界に、君たちはいま颯爽とデビューしたわけだ。
おめでとう。


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学生時代までの諸君らは、この宇宙や世界における万物が均衡しているのだと、何度も何度も教わってきたことだろう。
物理学でいえば、万物(力)による作用/反作用である。
これを真似たのが経済学で、人間とモノの需要/供給。
これらはことごとく、物事を微分的に分析してゆき、一瞬一瞬ごとに観察し、それをあらためて数学的に連続させている。
一瞬いっしゅんごとに作用/反作用が均衡し、需要/供給が均衡するのだから、これらをどこまで連続させ拡大させても、やはりどこかで作用/反作用や需要/供給が均衡し続け、それで世界はまーるく収まっている(いく)はずである、という。

なるほどね、ここまでは信頼に足るアカデミズムだ。
リアリティそのもの、素晴らしい世界観だ。
だから、わっしょいワッショイの「掛け合わせ」も大いに盛り上がる。
人間自身を含めたさまざまな’実体'、そして人通貨や法制度や多数決議会といった'論理'もが、経路を増やし、時間を稼ぎ、お互いに知恵と技量を「掛け合わせ」て、わっしょいワッショイを盛り上げてきた。
そしてそういう時代も確かにあり、そういう世代も確かに存在した。

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しかし物理学や経済学には、少なくともひとつだけズボラな欠陥がある。
それは、これらが有限と無限のけじめをつけてこなかったということだ。

宇宙を成すあらゆる’実体’(人間自身も含む)もエネルギーも、さまざま均衡こそし続けているが、どれもこれも結局は有限にすぎず、いずれ何もかもが燃焼しきってしまう ─ という見方が可能ではある。
しかし、宇宙の万物もエネルギーも超スケールでみれば無限に循環し続けるとの見方もあることはある。
物理学でさえもこんなふうにウヤムヤが残っているのだから、経済学ともなるともっとウヤムヤ。
なるほど’実体'の存在量は有限であろうが、通貨価値や法制度や多数決議会といった’論理'は無限にコロッコロと改編し増量し交換も出来ることに…

要するにこういうことだ。
物理に則れば、たとえば過去2000年間において地球の全物質量/全エネルギー量は全くといっていいほど変わっていない ─ ことになっている。
しかし経済の論理には有限と無限の際限が無いので、同じ2000年間にて通貨の価値も発行量もとてつもなく増大してきた。

人間にとっては、有限よりは無限の方がなんとなく信頼出来、とりわけ通貨の価値は無限に交換可能であるように映ってしまうので、どうしても通貨を上位に据えた経済システムが出来上がってしまう。
通貨上位の経済システムが本性的に悪いわけではないが、あまりにも偏重しすぎると、いまやわっしょいワッショイの楽しい「掛け算」など消し飛んでしまい、むしろ特定の通貨ばかりをついばむ「割り算」の銭ゲバ連中が出張ってくるようになる。
※ そもそも物理学や経済学からして、微分と割り算による分析を進めすぎるのがいけないんだ。

こうして、高利貸しの連携や法解釈の歪曲化や多数決議会の買収などなどが世界に横行し、実体の所在は偏り続け、大破局ギリギリのところで戦争さえもが起こり続けている。
脱炭素だのワクチンだのLGBTだのにかこつけた政策も同じ狙いだ。

以上が、現在の世界のありようについての簡単な講釈である。
(簡単だろうが複雑だろうが、どうせ人間の性根は変わりゃしねえんだ。)


え?なんだって?
面白くもなんともない?
そうだ、面白くもなんともない時代なんだ。
でも、若いわかい新人諸君がいつか活躍する時節には、銭ゲバ連中はどこかへ退行し、’実体'のリアリティをさまざまぶっつけ合うワッショイわっしょいの局面が再興している ─ かもしれないよ。
そう祈っている。



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(付記)

毎年書いていることだが、仕事における実践的なアドバイスも一つだけしおく。

新人諸君は、なにはさておき、まずはメモ用紙を準備しろ、そして常に携行しろ、見聞きするもの片っ端からメモしまくれ。
チマチマした付箋などはダメだ、大きめの紙を使うんだ、出来ればB5サイズ以上のものだ、広告の裏紙でもなんでもいい。
これくらいのサイズであれば、まとめていろいろ書き記すことが出来るし、いつでもまとめてノート帳として一瞥できよう。

とくに、新規の世界への了察は理科や社会科の新分野学習に等しく、右脳的(絵画的)に物事をズンズン描き続けること必須、だから大きな紙面が望まいのだ。
また、電話番などで取り次いだメッセージもつらつらと書き残し、ビッと引きちぎって上長などに手渡すことが出来る。
一方で、書き損じをしてしまったメモは引きちぎってとっとと捨てるんだ、いちいち名残惜しんでいてはいけない。

以上の機能を同時に果たすべく、B5サイズ以上の紙を常時20枚くらい束ね、これを左上リング綴じの構造にしておけばいい。
これで重要なメモはノートとしてずっと保持し続けつつ、不要な紙はどんどんちぎり捨てることが出来る。
ホントに重宝するから。


もうひとつ付記。

技術仕様から契約書にいたる文書類について、職制を問わずほとんど誰もが実務上拘束されることとなろう。
これらの意義について精緻に了解しておきたい。
口頭による提示や合意ならまだしも、文書によるそれらは諸君らの想像を超えた恐ろしい失態を導きうるものだ。
例えば、同一の商材についての見積書が複数存在する場合、購入希望者はどちらかおのれに有利な方を正当な文書と見做し、それ以外の文書は黙殺すること、当然である。
契約書もしかり。
くれぐれも慎重に、ワンアンドオンリーの原則だぞ、ナンバリングと更新日時の明記を絶対に忘れるなよ。

※ 塾業界や風俗関係などであれば、うっかりミスでも土下座くらいで済まされる、かもしれない。
しかし、まともな産業のまともな産品や製品においてはちょっとしたミスのみでも復元不能なほどの大損をもたらす場合も多い。
そんなこと続けていたら多大な賠償を負うのみならず、さらには市場からバカアホ呼ばわりされて信用失墜してしまいかねないぞ。


以上